大問4問。200点満点。試験時間80分。
評論・小説・古文・漢文の4問。小説は現代女流作家作品が続いている。古文は17年ぶりの歌論からの出題。漢文も久々の史伝からの出題。
第1問(配点50)
評論
「現実をデザインする人間の基本的特性」
文章量は昨年より1割増。
問1
漢字(匠・踏・乾・摂・洗)
問2
理由説明。
問3
四人の対話の空欄を補充する新傾向の問題。
問4
理由説明(やや判断に迷う)。
問5
内容説明。
問6
表現と構成。
第2問(配点50)
小説
井上荒野「キュウリのいろいろ」
問1
意味解釈(腹に据えかねた・戦きながら・枷が外れる)
問2
理由説明(「苦笑」の解釈がポイント)。
問3
心情説明。
問4
心情説明。
問5
理由説明(三行選択肢でやや難しく、じっくり消去法で取り組む必要がある)。
問6
表現説明(三行選択肢でやや難しく、じっくり消去法で取り組む必要がある)。
第3問(配点50)
古文
本居宣長の「石上私淑言」
和歌についての見解を問答体形式で述べたもの。
問1
意味解釈(あながちにわりなく・いかにもあれ・さらになつかしからず)
問2
文法(接続助詞「ば」が順接確定条件か仮定条件かの判別を問う問題)
問3
主張説明
問4
主張説明(「欲」と「情」の区別がポイント)。
問5
主張説明
問6
主張説明。
第4問(配点50)
漢文
「資治通鑑長編」
問1
語の意味判断(「議」論評すると「沢」恩恵を施す、の意味解釈)。
問2
語句解釈(「知」)。
問3
書き下し文とその解釈の組み合わせ問題。
問4
話の主体の判断。
問5
理由説明。
問6
全体趣旨説明。
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