令和５年度東大入試理系出題

科目

大問

分野

内容

国語

（80点）

100分

１

現代文

傍線部趣旨説明（２行記述３問）、１００～１２０字記述、漢字

２

古文

現代語訳、傍線部理由説明、傍線部趣旨説明

３

漢文

現代語訳、傍線部趣旨説明

●解答内容を迅速に整理して端的に表現する記述力

●基本語彙を、現・古・漢でバランスよく習得

●さまざまな文章を深く読み込んだ経験の量

●制限時間内に正しく客観的に読み取る

●すべてが記述式問題、解答すべき内容を、適切に説明

●語彙力・読解力・記述力をバランスよく習得

●現代文頻出ジャンルの読解・演習経験

数学

（120点）

150分

１

積分・極限

不等式、挟みうち、定積分の極限、区分求積法

２

確率

隣り合わない並べ方、条件付き確率

３

２次関数・微分

放物線と円、接線

４

ベクトル

空間ベクトル、三垂線の定理、包含関係

５

整式

整式の除法、二項定理

６

空間・積分

空間座標、体積

●高レベルの思考力、発想力が求められる

●５割程度取れれば合格ラインといえる量とレベル

●全問を解く必要はなく、解く問題の選択が合否を分ける

●出題の意図が読み取りにくく、解法がすぐに浮かびにくい

●初見の問題に色々な面からアプローチして、解法を決める力

英語

（120点）

120分

１A

読解

要約７０～８０字

１B

読解

空所補充、語句整序

２A

英作文

意見論述６０～８０語

２B

英作文

和文英訳

３A

リスニング

内容真偽

３B

リスニング

内容真偽

３C

リスニング

内容真偽

４A

文法・読解

誤り指摘

４B

読解

英文和訳

５

読解

語句整序、傍線部説明、空所補充、内容真偽

●多時間的余裕はなく、負担感の多い問題構成である

●取り組みやすい問題を迅速に対応し、確実に得点する

●リスニングは放送時間が長く、高度な英文を扱う

●大意要約や自由英作文など記述に時間がかかる

●納得できる答案を試験時間内に書けるような時間配分感覚

●過去問研究の差が明暗を分ける

生物・化学

（120点）

150分

１

遺伝子

タンパク質、細胞周期、DNA複製、組換え、変異

２

植物

光合成産物、窒素濃度

３

遺伝子

ABO式血液型の決定、転写・翻訳、アミノ酸配列

●複数の実験結果を統合して考察する設問が多く、時間配分が難しい

●「遺伝情報の発現」に関わる出題が多い

●知識問題は確実に得点する

●教科書と図説を参照する習慣

●問題の分量が多い、リード文はすばやく的確に読み解く

１

有機

芳香族化合物の構造決定、シクロアルカンの配座異性体

２

理論・無機

フッ化水素、電離平衡、アルミニウム・チタン、結晶構造

３

理論

ハーバー・ボッシュ法、化学平衡、コロイド

●高校範囲の知識を応用させて考える問題

●実験操作や高校化学の範囲外の内容などに関する長い問題文

●限られた時間の中で問題文を読みこなし、正確に理解する力

●煩雑な計算問題が出題される